バイク乗りの常識≠世間の常識
パーキングとか道の駅で休憩してると、しょっちゅう声かけられます。バイク乗り同志だったり、そうでなかったり。で、いつも思うのですが、バイク人間とそうでない人たち(普通の人達)って感覚というか常識というか、全然違うんですね。つくづくバイク乗りって特殊な人種なんだと実感させられます。
『大きいバイクやね。ナナハン?』
『いいえ、1000ccです。』
ナナハンってデカイバイクの代名詞なんでしょうね。日本では。
『え?そんな大きいの?どこのバイク?ハーレー?』
『いいえ、ヤマハです。』
やっぱりでかいバイク=ハーレーなんでしょうか。いくらなんでも、R1がハーレーとは・・・つーか、タンクにもろYAMAHAって書いてますがね。
『え?日本車ってナナハンよりおっきいのあるの?』
ありますとも。国内向けも逆輸入車も。解禁されて20年くらい経つんジャマイカ。むしろ最近はナナハンのモデルは少ないんですよ。
『重たいやろぉ、コケたら起こせないんじゃね?』
『いいえ、起こせます。乾燥重量で180kgくらいです。』
起こせなければ免許取れませんから。つーか、一応R1は400cc並みの軽さなんです。足折れてても起こせましたから。大丈夫です。
『何キロ出るの?』
『300km/h近く出ます。理論的には。』
絶対聞かれます。定番です。お約束というか、なんというか。
『ええー!?すごいね。新幹線より速い?で、何キロまで出したことある?』
新幹線と比べられても困ります。走る場所が違うんですから。で、メーター読みでふゆわkm/h出した事あるなんて言える訳無いでしょう!
『スピード出したら怖いやろ?視野がすごく狭くなるんやろ?』
長い直線で、なおかつ前がオールクリアな状態ならば、スピード出している事自体はそんなに怖くないんですよ。それよりも、フルブレーキかけても前車やコーナーがグングン近づいてくることが怖いっす。スピード感と実スピードの差というか。距離が速度に食われるというか。
速度が上がれば、それなりに視点を遠くに持っていくので、視野が狭くなると感じたことは一度もないです。はい。
『何でハーレーにしないの?』
え、えーっと、ハーレーもいいとは思いますが、オイラの好みでは無いんで。昔からバイクと時計と家電品は日本製が一番だと思ってますし。車種くらい自分で決めさせてください。お願いです。
それならば何でアナタの車はベンツじゃないんですか?と小一時間問い詰めたい。
『ワシも昔は乗っとったんで。えーっと、なんだったっけ?あの、でかい奴・・・』
『陸王ですか?』
それくらいしか知りません。つーか、自分の乗っていたバイクは覚えておきましょう。
『いくら位するの?』
いやーオイラのR1は中古ですから、安かったんです。
『それなら四輪の中古が買えるやろ?』
それを言っちゃぁおしまいです。禁句です。禁句。
でも、世間の常識からすると、無理もないかなと思うのでした。
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