身をもって知る
パーヤンの足が立たなくなってしまってからはや数日、
自力でトイレに行こうとして力尽き、粗相をしてしまい、自分から不機嫌になり、人間にトイレに行きたいことをアピールしたがらなくなるという悪循環をたどっとったんじゃが、
お腹がすいた、喉が渇いた、トイレに行きたいというときには鳴いて知らせてくれるようになったで。
介護される側のパーヤンも現状に合わせて学習してくれたみたいね。
食事も、水飲みも、排泄も、人間が中腰になって腰を支えてやるんじゃけど、
ぎっくり腰が持病のワシにとっては結構な重労働なんよ。
たかが4~5kgの猫ですらこの状態じゃけん、人間の介護って本当に大変やと改めて思い知らされたわ。
そういえばパーヤン隊長はつい先日が13歳の誕生日じゃったんよ。
13年前のちょうど今頃、
離乳前の子猫を育てるのは初めての経験。
今のように赤ちゃん猫を10数匹育て上げた経験値があれば肉体的にも精神的にも楽やったんじゃろうけど、
その当時はミルクを飲んだ、吐いた、ウンチが出た、下痢をした、と一喜一憂の毎日。
今、
老猫を看取るという初めての機会を、パーヤンが与えてくれたんじゃと考えられるようになったんよ。
鳴き声を聞いて食事の世話をしたり、排泄の手伝いをしてやったり。
フードを口にした、食欲が無い、水を飲まない、おしっこが出た、と一喜一憂する。
結局は赤ちゃん猫を育てるのと同じことじゃんか。
これもパーヤンが身を持って教えてくれたんやで。
正直なところ覚悟ができているかと聞かれると微妙やし、目の前で容態が悪化するとハラハラして、仕事中も外出中も気が気でない毎日を過ごしとる。
でも、少なくとも今やるべきこと、やらないといかんこともわかってきたで。
そして数年後、また同じ状況に置かれたとしたら、最初からもっと落ち着いて冷静に対処できそうな気がしてきたわ。
あと何日か?何週間か?あるいは何時間かもわからんけど、もう少しがんばってみるわ。
パーヤンも頑張れよ。
だって、先週末に大量の点滴パックとホルモン注射と飲み薬を買ったばかりなんやでw
ちょっとだけ体を起こせるようになったど(喜)
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